銀座からの帰り道。
リクルート時代の多くをG7ビルで過ごしたからか、銀座8丁目~4丁目の外堀通りは本当に思い出深い。
私が会社を辞めてからの2~3年の間に、通りのお店がたくさん入れ替わっていて、銀座の街の変化を感じるとともに、それでも変わらない雰囲気に、まるで青春時代を懐かしむような気持ちになった。
そう思うのは、そんな“青春”の時期に一番お世話になった上司と会った帰り道だったからかもしれない。
世界一周旅行に行くことを伝えるために、元上司と久しぶりに飲みに行った。
元上司は右脳と左脳の才能を両方持っているような“変り者”で、今は謎の投資家。
そういう人なので、今私がフリーランスで仕事をしていることも、これから夫婦で世界一周に行くこともすんなり聞き入れてくれた。
最初は「いいなー、お前」という反応だったのに、後半からは「気を付けろよ」と何度も繰り返した。
帰り際にも、「本当に気を付けろよ」と言われた。
私たち夫婦はもう30代だし、立派な大人。
(ふたりして仕事を辞めて1年以上旅行に行っちゃうくらいだから、大人と言っていいのかわからないけど・・・)
ムチャしたい学生とは違うので、無事に旅をして、無事に帰ってこなければならないと改めて思った。
これまで足を踏み入れたことのない、南米やアフリカ大陸に長期滞在するので、体調をくずすこともあるだろうし、盗難にも遭うかもしれない。
世界一周をしたいくらいだから、もちろん私たちには「冒険心」も大きいけれど、身に危険が及ぶ可能性があるところに行ったり、無理をしてまで強行スケジュールを組むことは避けなければならない。
かといって警戒心が高すぎても旅は楽しめないので、それはこれまでの旅の経験を活かしてバランス感覚をもって。
心配してくれている人、応援してくれる人がいるので、「無事に帰ってくること」を改めて肝に銘じた、銀座の帰り道でした。
一番の目標は「無事に帰ってくること」
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2013/05/17