パラグアイの首都アスンシオンでは、らぱちょという宿にお世話になりました。
バイクで世界一周した上田さんご夫婦がパラグアイに移住し、2年前にオープンした宿。
居心地がいいと旅人に評判がよく、私たちも9泊とゆっくり過ごしました。
日本から荷物を送った際の届先にしていたこともあり、上田さん(奥さん)とは泊まる前からメールで何度かやりとりをしていましたが、適切で温かい対応をしていただきました。
ご夫婦とも元世界一周の経験者だけあり、宿には旅人が喜ぶサービスが揃っています。
水量の多い温かいシャワー、たくさんの本やマンガ、自炊しやすいキッチン。
無料で洗濯機を使わせてもらえるのもうれしい!
チェックアウトの日も夜12時まで共用スペースを利用できるので、夜行バスの移動のときなどありがたいです。

外観
部屋は2つ(ベッドが3つの部屋と4つの部屋)。
1人・1泊、4万グアラニー(約900円)、7泊以上すると長期割引があります。
オーナーさんの娘さん、2歳のまなちゃんがとにかくかわいい!
人懐っこくて、「おにいちゃん、一緒にあそぼ」なんて言われて泊まっている旅人はみんなメロメロでした(笑)

かわいいかわいい、まなちゃん
上田さんがお住まいの家にホームステイするような感じなので、部屋は少し狭く、宿泊者が多いときは共用スペース(ダイニング・ソファ)がいっぱいになってしまうのが唯一の難点でしょうか。
学生の旅行者が多い時期は連日満室、私たちが滞在したのはオフシーズンに入った5月でしたが、ワールドカップが近いこともあり最後の方は満室でした。
メールを送るとすぐにご返信いただけるので、予約をしておくことをお勧めします!
*らぱちょのホームページ
そして、1階にはご主人が経営するレストラン「菜の花」があります。

レストランの入口
お勧めはから揚げ定食!
から揚げが本当においしくて、リピートしてしまいました。

から揚げ定食、3万2000グアラニー(約730円)

餃子(単品・6コ)、1万6000グアラニー(約360円)

春巻き(単品・4本)、1万1000グアラニー(約250円)
ほかにも店の前で炭火で焼いている焼鳥も人気メニューです。
地元の人にも人気のレストランでした。
らぱちょからアスンシオンのセントロへは、バスに乗って15分くらいで行けます。

パラグアイの国旗がおしゃれなカテドラル

政府の建物?
この建物のすぐ裏がスラム街・・・。
アスンシオンにある他の見どころはメルカド・クワトロですが、これまで見たメルカドと比べるとあまり活気がないように思いました。
でも洋服はたくさんあったので、買物にはいいかもしれません。
らぱちょから徒歩圏にスーパーがいくつかあり、何もない日はスーパーだけ行って近所を散歩したりしていました。

らぱちょの近所の住宅街
パラグアイに来て驚いたのは白菜とキュウリが手に入りやすいこと。
移住者の日本人が広めたそうです。

右手前は白菜と豚肉のはさみ煮(ほんだし利用)、奥はキュウリの漬物
お米は、パラグアイのスーパーならたいてい売っている「Primicia」の赤がおいしかったです。
1キロだけでなく、500グラム・250グラムと少量も売っていて便利でした。

鳥のマークの「Primicia」
また、生パスタもよく売っているのですが、Tallarinという平たいパスタが見た目も味も「うどん」にそっくり!
日本食や韓国食材のスーパーもありましたが、そこで高いうどん麺を買わなくてもこの生パスタで代用できます。
私たちは残ったカレールーでカレーうどんを食べました。

スーパーで売っている生麺
特に見どころが少ないアスンシオンですが、ブラジルのビザが取りやすいエンカルナシオンへのアクセスもよいので立ち寄る人が多いと思います。
私たちは、サンタクルスからの移動に失敗し(アルゼンチンのフォルモサ経由にしたら丸2日かかってしまった…)、その移動のバスの冷房がききすぎていて私がカゼをひいてしまい、らぱちょ滞在前半はゆっくり休んでいました。
その後エンカルナシオンにビザを取りに行って帰ってきて、気づけば合計9泊もお世話になりました。
本やマンガがたくさん揃っていて、またかわいいまなちゃんとも遊べて、見どころがあまりない町でも楽しい滞在になりました。
kumi;