マラケシュ発のサハラ砂漠ツアーに行ってきました。
ツアーはマラケシュで泊まった安ホテル、HOTEL AFRIQUIAで申込み、ひとり850ディルハム(1万円ちょっと)。
2泊3日の行程で、1日目はホテルに泊まり、2日目の夕方~3日目の朝、砂漠で過ごします。
砂漠をラクダでトレッキングし、砂漠にあるテントに泊まるのがハイライト。
そのほか、アイット・ベン・ハドゥ、ワルザザート、トドラ渓谷などいくつかの観光スポットを回ることができます。
一日目、朝7時半頃、ホテルまで迎えが来て、バスが停まっているフナ広場へ向かいます。

なかなかいいバスだけど、座席は狭い
このバスにきっちり17人乗って、出発しました。
山道をくねくねと進み、標高2500メートルくらいまで上がります。
標高が高い場所は、南米でも見た景色にも似ていて懐かしい感じがしました。
一日目のメイン、アイット・ベン・ハドゥへ。
丘の側面にびっしりと土でできた家が立ち並ぶ要塞化された村。

アイット・ベン・ハドゥ

今暮らしているのは5家族だけだそう
家の中を見学したりしながら、上へと登っていきます。

上から見た景色
往復1時間ちょっとでしたが、焼けるような暑さに、砂漠が近づいていることを実感。
あっという間に持っていた水を飲みほしてしまいました。
また車に乗って移動します。

途中で通った奇岩
ワルザザートの町にも寄り、夕方頃ホテルに着きました。
意外にもいいホテルでびっくり!
Wi-Fiも使えます。

フロント横にあるソファ

久しぶり!シャワー・トイレ付きの部屋

テラスもありました

みんなで夜ごはん

モロッコで初めて飲んだビール
翌朝、ごはんを食べて7時半に出発。
ベルベル人の家を見学・・・と思ったら、絨毯の実演&販売でした。
ミントティーをいただきながら、いろいろな絨毯を見せてもらいました。

絨毯の説明をしてくれた人

色とりどり、柄もいろいろ
私たちのグループでは、二人が絨毯をお買上げ!
続いてトドラ渓谷へ。

写真に納まりきれないほど大きい岩の山!

きれいな水が流れる川
みんなで靴を脱いで涼みました。

ツアーメンバーのみんな
ツアーメンバーは、ドイツ人夫婦、アメリカ人&カナダ人の女の子3人組、ブラジル人、ベネズエラ人、ルーマニア人、インドネシア人、韓国人、そして日本人と多彩。
モロッコはヨーロッパから近いこともあり、短期旅行の人が多く、私たちが「もう8ヶ月以上旅していて、あと数ヶ月まだ旅する」と言ったら、たいそう驚かれました。
二日目は観光は少なく、ひたすら砂漠に向かって移動している感じです。
さらに数時間移動し、いよいよサハラ砂漠に着きました。
いよいよラクダとの対面です!

ラクダさん、こんにちは!

座っているラクダにまたがります
ラクダが立ち上がるとき前後に大きく揺れて落ちそうになりながらも、ラクダのトレッキング、スタート!

ラクダの上は思った以上に高いです

列になって進みます

最初は怖いけど、楽しい!
砂漠をラクダで進む。
そのシチュエーション、そして初めて乗るラクダに大興奮!

砂漠の山を上り下りしながら進みます

静かで美しい砂漠

だんだん日が暮れていきます

ラクダの影
とても暑いですが、西日を背にして進むので、顔に日が当たるよりはマシかも。
それでもサングラスや日よけのストールは必須です!
約2時間かけてテントに到着。
太ももの内側が痛くなって、後半1時間はずっとキツかったので、ようやく着いてひと安心。

到着!
ラクダに乗っていただけなのに、この2時間で喉がカラカラに。
砂漠に入る前に1.5リットルのペットボトルを3本持っていたのですが、二人してどんどん飲んでいたら残り1本を切ってしまいました。

テント
荷物はテントの中に置いておけるので、バッグやその中身も砂まみれになることはありませんでした。

テントの裏の大きな山
陽が沈み、しばらくは空気が生暖かかったのですが、だんだんと砂がひんやりと冷えてきました。
夕食を終えると太鼓の音楽が始まったので、それを聞きながら椅子を並べて寝っ転がって星を見ながらウトウト・・・。
1時くらいまで外で星を見て、テントに戻って寝ました。
朝5時頃、起こされて外へ。
まだ暗い中、ラクダに乗って戻ります。

再びラクダへ
・・・すると、希望者は「ランドクルーザー」で帰れるといいます。
行きにランクルで来たツアーがあり、その人たちが帰りにラクダに乗るため、ラクダが足りない様子。
ラクダだと2時間、ランクルだと20分で帰れるので、ランクル組は朝日を見てから出発するそう。
脚も痛かったし、ランクルを選ぶことにしました。

朝日を待つ

砂漠に昇る朝日

砂漠を散歩
そしてランドクルーザーへ。
ただ帰るだけだと思ったら、急斜面を急降下するというアトラクション付きでこれが大正解!
まるでジェットコースターのような興奮を砂漠の中で味わえました。
ルーフトップに乗っていたので、両手でしっかりつかまっていないと本当に振り落とされそうなくらいの勢い。
写真など撮れる余裕もなく、あっという間にホテルに到着しました。

ランドクルーザーの上で
ホテルで朝食を食べ、帰路へ。
途中、フェズへ向かうメンバーと別れます。
2泊3日を一緒に過ごしたツアーメンバー同士すっかり仲良くなり、連絡先を交換したり、みんなで写真を撮ったりしました。

ツアーメンバーと
マラケシュに着いたのは夜の7時半頃。
帰りの車は、人数が半分くらいになったので、ゆったりとシートを使えました。
サハラ砂漠ツアー、そしてラクダトレッキング。
食事とチップを含めてもひとり1万4000円くらいで砂漠を満喫でき、かなり満足度の高いツアーでした。

サハラ砂漠を満喫!
≪砂漠ツアー補足≫
●ツアー料金以外にかかるお金
朝ごはん・夜ごはんが含まれていますが、3日間ともお昼ごはんは自分で払います。
そしてツアーで寄るレストランはどこも高い!
これは誤算でした・・・。
タジンやクスクス単品で70ディルハム(約840円)、サラダ付きのセットだと100ディルハム(約1200円)など、マラケシュの食堂の2倍くらい。
毎回ふたり分食べていたら持っていったディルハムが確実に足りなくなるのと、暑くてあまり食欲もなかったので、二日目からはふたりで一品だけオーダーしました。
同じツアーに、日本でペンションを経営されている日本人のご夫婦がいて、最終日になんとお昼をごちそうになってしまいました。
昼はオレンジジュースだけで済まそうと思っていたので、とてもありがたかったです。

ツアー初日のランチに寄ったレストラン
●払ったチップ(一人分)
・アイット・ベン・ハドゥの入場&ガイドのチップ・・・ひとり25ディルハム(約300円/金額指定)
・トドラ渓谷までのガイドへのチップ・・・ひとり10ディルハムくらい(約120円)
・ドライバーへのチップ・・・ひとり10ディルハムくらい(約120円)

ガイドさん
●持ち物・服装について
前述の通り、ツアーの帰りにフェズに抜けることもできます。
私たちはマラケシュ発着だったので、小さいリュックに収まる程度の荷物で行き、大きなバッグはホテルに置いていきました。
フェズ行きの人たちは砂漠に行っている間などはバスの中に大きな荷物を置いていくことができました。
夏の場合は日中は40度くらいとかなり暑いので、女性は大判のストールまたは長袖で腕を覆った方がよいと思います。
夜はあまり冷え込まず、少し羽織れるものがあれば大丈夫でした。

寝るときと朝は涼しいので、ウールのストールを羽織りました
●途中の休憩
車は2時間ごとくらいにカフェなどに寄って休憩し、売店で水やスナックも買えます。
Wi-Fiを使えるところも多かったです。
砂漠に行くときは、水は一人分で1.5リットル×2本は持っていった方がいいと思います。
●トイレ事情
途中で寄る休憩所やレストランではきれいな洋式のトイレのところが多かったです。
ただし、紙は無いところがほとんどなので、持参していく必要があります。
当然、砂漠にはトイレはありません・・・。
また水道もありませんが、1晩寝るだけだったのでさほど問題はありませんでした。
砂漠の前後にホテルに寄れるので、歯磨きなどはそこでできました。
●ホテル情報
一日目に泊まったホテルはブマルヌ・ダデスという町のKASBAH DE LA VALLEE。
二つ星で、フロントでダブルルームの金額を聞いてみたところ、2食付で500ディルハム(約6000円)とのこと。
団体割引で実際にはもっと安いと思いますが、ふだん泊まれないレベルのホテルに泊まれてラッキーでした。

ツアーのホテル外観
●ツアーの申し込みと金額
砂漠ツアーはマラケシュの町のいたるところで申込みができます。
私たちはフナ広場近くのHOTEL AFRIQUIAで申込み、もとの金額が950ディルハムのところ850ディルハム(1万円ちょっと)にまけてもらいました。
同じツアーでもシーズンによってもっと安いこともあるかもしれません。
道でツアーの勧誘をしている人に値段だけ聞いてみたら、750ディルハム(9000円)というツアーもあり、いろいろ探せばもっと安く行くこともできそうです。
kumi;
マラケシュから2泊3日のツアーで行きました。ラクダに乗って1時間ほどでキャンプに到着。ラクダの乗り心地はまぁまぁ。それぞれ砂丘の上って夕日鑑賞してから、タジンで夕食。
夜はベルベル人のガイドが砂を掘って水が出るところを見せてくれたり、砂丘の上でベルベルスキーをして遊んだり。月が隠れてからは満点の星空でした。
5月で少し寒かったけれど、テントの外にマットと毛布を出して星空を見ながら寝ました。とても素敵な経験になりました。 ( marvelous-moroccotours.com )
私はホテルアフリキアで働いていたオマールです。
この度アフリキアを退職したので、サハラ砂漠の予約は専用ページSabaku Tours(サバクツアーズ)で受け付けています。
ホテルではなく専用ページから予約をお願いします。ホテルで予約頂いたお客様のトラブルには対応できませんのでよろしくお願いいたします。
オマール
https://www.facebook.com/Sahara.Desert.Merzouga/