心を揺さぶられる体験・・・ケニア・ナイロビのスラム街へ

2014/08/06

Kibera 240x240 心を揺さぶられる体験・・・ケニア・ナイロビのスラム街へ貧困などの社会問題に興味のあるyusukeたっての希望で、ナイロビのスラム街「キベラ」に行きました。
キベラはアフリカ大陸で二番目に大きいスラム街で、2.5平方キロメートルに100万人以上が暮らす人口密集地帯。
政府の許可していない、いわば“無法地帯”で、ゴミが溢れ、小さい部屋に家族10人以上で暮らし、トイレは500人に一つしか無いという・・・、想像もつかない世界です。

スラム街は通常、私たちのような一般の旅行者が立ち入ることは非常に危険です。
今回、キベラとその中にある小学校を訪れる一日ツアーがあり、武装警官3人がついて中へ入ることができました。

「ここからスラム街」と言われた場所も、これまで訪れた小さな町と一見変わらないようにも見えました。
水道は通っておらず、道ももちろん舗装されていませんが、食堂や売店などが並んでいます。

警官がついているとはいえ、カメラなどの貴重品を取り出すことは危険なので、道では写真を撮ることはできません。
一度、景色が開けたところで止まり、ここでだけ撮影ができました。

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ごみ、そしてスラム街の住居


当然、ゴミ収集のシステムなどはなく、溜まっていく一方のごみ・・・。
その向こう側に、屋根が重なり合うように住居が立ち並んでいます。

驚くことに、ここに電車が走っているそうです。

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ごみが線路沿いに続いていく・・・


キベラ・スラムの中は5つの町に分かれていて、そのいくつかの町を通ってMAGOSO(マゴソ)スクールに到着。
この学校の運営に携わっている日本人女性(早川千晶さん)主催のツアーに今回参加しました。

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MAGOSO(マゴソ)スクール


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みんなお揃いの制服を着ていてかわいい!


まずは授業中の教室を見学させてもらいました。

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まずは幼稚園のクラス


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高学年のクラス(中学二年生くらい)


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かわいい子見つけた!


何人かが自己紹介をしてくれて、将来の夢は「ナース」、「エンジニア」、「ジャーナリスト」だと教えてくれました。
人前で話すのに、ちょっと照れている様子は日本人にも通じるものがありました。

その後、全校生徒が中庭に集合。

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この迫力!


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みんなで歓迎の歌を歌ってくれました


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楽しそうに歌うみんな


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手の振りもぴったり!


幼稚園から中学生くらいの子まで、きれいに揃った歌とダンス。
一生懸命なみんなの姿に、胸を打たれました

そして私たちも自己紹介を。
これまで旅した国を言っていって、最後に「・・・and, now we are in ・・・」と言ったら、みんなで声を合わせて「ケーニア!!!」と言ってくれました。

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なかなか盛り上がった自己紹介


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私たちも歓迎の踊りに参加


その後、生徒たちによる詩の朗読と歌、4つの舞台の発表がありました。
さっきの自己紹介で照れていた姿から一変、みな自信を持って歌い踊る姿。

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ソロの女の子がかっこよかった!アフリカの歌


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低学年の子たちによる、収穫の歌と踊り


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高学年の踊りは本格的


やっぱり、アフリカの子どもたちには生まれながら体にリズムが刻まれているのか、と思ってしまうほど本格的。
あとから聞いたら、どんどんうまくなっているそうで、最近ではケニアの全国大会に出場して賞をもらったりもしているそう。

「途上国支援」とか「社会貢献」とか、意義のあることなんだろうなぁとは思っていても、これまではどこか遠い話でいまいち実感が持てませんでした。
ですが、目の前で子どもたちが笑顔で一生懸命歌って踊っている姿を見て(しかもレベルが高い!)、子ども学校に行けることがこんなにも素晴らしいことなのかと涙が出そうになりました。


そしてお待ちかね、給食の時間です。

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給食室


この学校では、毎日朝ごはんとお昼ごはんが提供されています。
家ではごはんを食べられず、学校で食べるのが唯一の食事という子も少なくないそうで、朝ごはんがないとおなかがすいて勉強ができないそうです・・・。

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食事の前にお祈りをする子どもたち


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食事ができることに感謝


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この静かな表情・・・


あたりにとても静謐な空気が流れました。
形だけのお祈りではなく、そこには今日も食事ができることへの感謝が込められていました。

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低学年の子から、きちんと並びます


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うれしい給食!


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食事の前には手洗い


私たちも別室でお昼をいただきました。
キベラで手に入る食材を使い、キベラに住む女性たちが作ってくれた、おかずがたくさんのメニュー。

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ツアーの食事


子どもたちの給食メニューは、残念ながらここまで豪華ではありません・・・。
ごはんにキャベツを炒めたものなど、おかずは1種類で、1食約20円
生徒が500人いて、毎日2食提供されるため、給食だけで年間500万円の費用が必要だそうです。


また、学校の一角では、アフリカで衣類や風呂敷などとして広く利用されている鮮やかな色柄の布「カンガ」で作られた雑貨が売られています。
商品はどれも色とりどりでかわいく、しっかりと作られていました。

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ポーチ


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バッグなど


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ミシン作業をする女性


職業訓練の一環にもなっているそうで、アフリカみやげを探していた私は、ここでも本気の買物モードに(笑)
私たちの旅の出発の際、餞別をくださった方へのお返しなど、手提げバッグ・ポーチなど全9点を購入。
マゴソスクールの運営支援にもなり、一石二鳥です。


子どもたちともっと過ごしたかったですが、ここで学校をあとにしました。

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最後に記念撮影


その後、スラム街の住居などを見学に行きました。

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教頭先生が住む家


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このような部屋に5~10人で暮らしているそう


スラム街の中でも貧富の差があり、この住居はスラム街の中では良い方だそう。
それでも、100世帯(1000人近く)が住むこの建物に、トイレが3つしかないんだとか・・・。

他にも、アクセサリーを作る人の家や、廃材アートの職人さんなどを尋ねました。
午前中から始まったキベラのツアーは夕方前に終了。

初めて足を踏み入れたスラム街。
「貧困」という壮大なテーマに対し、自分ができることがあるのか分からず、行く前は不安もありました。

でも、貧困イコール不幸、ではなく、何か少しでもきっかけがあれば、スラムで暮らす人にも可能性がある・・・
子どもにとってそれは「学校」でした。

年齢の近い子たちが同じ教室で授業を受けて、給食を食べて、みんなで歌って踊ること。
この学校を卒業した子がまた学校に戻ってきて、立派な教頭先生になったり、OBOGのお兄さん・お姉さんとして運営を手伝いながら、子どもたちを見守っていること。

学校には、未来につながる「希望」がありました。


MAGOSOの学校内は平和そうに見えましたが、貧民街の真ん中にあるということを忘れてはいけません。
ケニアに20年以上住み、この学校を運営をしている早川千晶さんさえも、最近銃で武装した強盗に遭ったそうです・・・。
私たちがこのようにスラム街の奥まで入ることができたのも、千晶さんがキベラの住民や地元警察との厚い信頼関係があるから。

初めてアフリカに足を踏み入れた私たちでも、ここまでの体験をさせてもらえたことに感謝。
これまでの人生を振り返っても、これほど胸が熱くなったことはなかったかもしれません。

必ず、またここに戻ってこよう。
貧困とか社会問題とか、小難しいことを考えなくても、この子どもたちが今日もごはんを食べて、勉強ができること。
それが未来につながるのならば、たとえ微力であっても、またここにきて子どもたちに会って、継続的に支援したいと思いました。

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購入したおみやげ(手提げバッグ)


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購入したおみやげ(ポーチ)


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さっそく購入したバッグを持ってます


このキベラスラムのスタディツアーは、年に数回行われています。
また、千晶さんは楽器の演奏もされており、日本国内でもアフリカのお話と演奏が楽しめるツアーを催行されています。
Maisha ya Raha(マイシャ・ヤ・ラハ)基金のサイト>>
早川千晶さんのfacebookページ>>

kumi;

 


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