クロアチアは、首都ザグレブからスプリット→ドゥブロブニクと南下していきます。
スプリット(スプリト)は、クロアチア南部にある海沿いの町で、アドリア海に浮かぶ美しい島へのクルーズの拠点になっています。
また魚介を買える市場があったり、レストランでおいしい魚料理を食べられるそう。
ザグレブを朝9時30分に出発するバスに乗って約5時間、スプリットに着いたのは15時前でした。
バス料金はひとり144クーナ(約2600円)。
私たちは、もちろん美しい島にも興味があったのですが、何より市場で魚介を買って料理をすることを楽しみにやって来ました。
クロアチアにはSOBE(ソベ)といって、民家の一部を旅行者に貸している宿があります。
ホームステイのようにアットホームなものから、アパートのように一つの建物の中にたくさん部屋のあるものまでさまざま。
バスルームがプライベートだったり共用だったり、キッチンや洗濯機が使える部屋もあったりと、SOBEによっていろいろ違いがあるようです。
SOBEに泊まってみようと思っていたので、宿の予約はせずに到着。
南下してきたため暑く、日差しも強いです。

まさにリゾート地という雰囲気のスプリット

港には大小さまざまなフェリーが停泊していました
バスを降りるとさっそく何人かのSOBEの客引きに声をかけられました。
私たちの第一条件はキッチンがあることでしたが、部屋の内容を聞いてみたところ、意外にもキッチン付きは少ないようでした。
その中で、1泊250クーナ(約4500円)で、キッチンと洗濯機があるという部屋を見てみることに。
バスターミナルから歩いて10分くらい。
港に沿って歩いたのち、くねくねと路地を進んだところにあった家。

こんな路地を入っていきました
ふつうの住宅地の中にあって、建物は質素でしたが、中は意外とかわいらしいお部屋。

ベッドルーム(エアコン、クローゼットあり)

キッチン

ダイニング

シャワー

洗濯機
写真で見る以上にキッチンとテーブルのあるスペースはとても狭かったですが、食器や鍋はちゃんと揃っていたので、ここに泊まることにしました。
また、Wi-Fiも使えました。
パソコンでは調子よかったものの、なぜかiPhoneでは一度もWi-Fiをつなげなかったのですが・・・。
着いた日はすでに魚市場は閉まっていたので、翌日午前中に市場へ。

フィッシュマーケット

魚!!

種類豊富

マグロの切り身

タコ
マグロ、貝、タコを買って、合わせて100クーナ(約1800円)。

この日に買った食材

さっそく料理開始
マグロは生で食べてみました。
ちょっと筋っぽく、生臭かったけど・・・・、一応お刺身として食べられました。
(本当に生食できるのか不安でしたが、私たちは翌日も予定がなかったので、お腹をこわす覚悟で食べてみて、結果大丈夫でした)

マグロの刺身

タコサラダ、タコのバターしょうゆ炒め

タコとトマトのパスタ
次の日は、魚を買ってみました。
魚を買うと、ウロコと内臓を取ってもらえます。
(10クーナ/約180円請求されましたが)

魚をさばいてくれるおじさん

内臓を取ってもらっているので、調理も簡単
泊まったSOBEでは、一通りのキッチン道具は揃っていたのですが、「まな板」がありませんでした。
上の魚の写真に写っていますが、オレンジジュースの入っていた紙パックを開いて、まな板代わりにしました。

魚を使ってアクアパッツァを作ります

ちょっとピーマンが多すぎたけど、魚からいいダシが出ていました

タコ飯
なかなかおいしくできました!
魚介であれこれ料理をしたのは、チリのビーニャで泊まった汐見荘以来。
あのときは毎日5~10人の大人数だったので、たくさん買って、ワイン飲んでビール飲んで楽しかったなぁ。
今回は二人なのであまり多くは買えませんでしたが、魚介の料理をいろいろ作って食べて、楽しめました。
一応、スプリットの町の写真も。

空がきれい!宿の近くの建物

壁に絵を描いていたおねえさん

大聖堂(一帯が世界遺産になっています)

ツアー旅行で来ている日本人を見つけてほっこり
気づいたら3日経っていて、島にも出かけずに、魚市場と自炊(と旧市街を少しだけ散策)でスプリット滞在が終わってしまいました・・・。
kumi;